先日よりの塗装研磨の続き 外装のキズ取りや艶・光沢の復元には塗装の研磨が欠かせない。
塗装の痛みやキズの深さ、更には塗装の種類に合わせてコンパウンドやポリッシャー・バフ等を細かく選定して磨き上げて行きます。
最近は、ご自分で車を磨かれる人も増えているようで、時々コンパウンドの種類やポリッシャーの選び方などのご質問を頂く事も増えてきました。
正直、磨き方や機材・コンパウンドの選定は千差万別・・・・。磨く塗装の種類や何処までの仕上げを求めるか、又は腕の差で使用する物が違ってくるので、一概にコレがオススメとは言えないところ。
ただ、コンパウンドを使用する磨きで、誰にでも出来てオススメなテクニック?はあります。
コンパウンドで磨いた後に軽く水研ぎをすると、一つ上の仕上がりを得ることができます。また、コンパウンドに含まれる艶出し剤などで、隠れてしまっている取れきってないキズやクスミ・バフ目等も確認することも容易です。しかも特別なケミカルも必要ありません。
コンパウンドがほぼ透明になる程度に研磨した後、水を軽くスプレー(ほんとに少量です。)
水が乾かない内に、綺麗なバフにて中低速でゆっくり研磨していきます。
塗装表面に残っている残留コンパウンドに水を溶剤として再使用して磨いているのですが、残留しているコンパウンドは角が取れていたり、粉砕されて元のコンパウンド粒子よりも細かくマイルドになっているので、番手を落としたコンパウンドで磨くのと同等の効果を得られます。
更に、水で溶剤が薄まっているので、コンパウンド艶等で見逃しやすいバフ目やキズも確認できます。
磨きの各工程の最後に、この水研ぎを入れることにより磨き残しや磨きキズを予防し、更に一段上の艶や光沢を得られます。
特別目新しい手法ではありませんが、DIY等で磨いて見る場合には一度お試しアレ。(手磨きでも応用できます。)水の量はくれぐれも少なめに~